痛車の依頼相場は?デザイン作成の許可取りやサイズ別の費用など注意点を解説
痛車はどのようにして作成するのか?
痛車の製作方法には主に2つの方法があります。
一つ目は「カッティングシート」を使用する方法で、もう一つは「フルラッピング」です。
また、痛車の施工は、プロの業者に依頼する方法と自分で行う方法があります。
プロに依頼する場合、施工の精度が高く、仕上がりも美しいため、初心者にはおすすめです。
しかし、予算の都合上DIYに挑戦したい場合は、必要な道具(ラッピングフィルム、スキージー、カッターなど)を揃え、施工手順をしっかりと調べてから作業を開始する必要があります。
また自分で施工する場合、特に曲面の多い部分ではかなりの技術が必要になるため「カッティングシート」など部分的な施工に限定されるでしょう。
それらも踏まえて、まずはそれぞれのメリット・デメリットについて簡単に紹介していきます。
カッティングシート
カッティングシートは、痛車のデザインを部分的に車体に貼り付ける方法です。
あらかじめデザインがカットされたシートを使用するため、ステッカーのように簡単に貼ることができ、比較的安価に痛車を作成できます。
カッティングシートは、平らな面や単純な曲面に適しており、自分の好きなデザインやキャラクターを手軽に表現することができます。
また、部分的なデザイン変更が容易であるため、気軽にデザインを楽しみたい方におすすめの方法です。
フルラッピング
フルラッピングは、車全体をラッピングフィルムで覆う方法です。
フルラッピングは車体のあらゆる部分をカバーするため、デザインの自由度が高く、オリジナリティあふれる仕上がりが可能です。
ラッピングフィルムは耐久性が2〜3年と長く、車体の保護にも役立つといったメリットも。
しかし、フルラッピングはプロの施工業者に依頼することが多く、専門的な施工技術も必要になるため費用は高くなる傾向になります。
業者に依頼して痛車を作成する
痛車のデザインを依頼するには、専門のデザイナーや業者にお願いするのが一般的です。
まず、自分の好きなキャラクターやテーマを明確にし、デザインのイメージを伝えましょう。
デザインの参考になる画像やカラーを用意しておくと、よりスムーズに依頼が進みます。
また、デザインの著作権にも注意が必要ですので、公式に許可を得ることを忘れないようにしましょう。
痛車の著作権は?イラストの使用料について
前提として、痛車を制作するのは「著作権的にグレー」である場合が多いのが事実です。
イラストの著作権についてはこちらの記事でも紹介していますが、痛車に使用するイラストは「基本的に原作者の承諾」が必要になってきます。
例えばイラストレーターさんが二次創作として描くことを個人的に楽しむのであればOK(とされているよう)ですが、二次創作物を使用して金銭を得るとなると著作権の侵害にあたるでしょう。
*法律の専門家ではないので一般的な解釈として
なので使用許可を得ている、痛車専門の業者に依頼するのが一番安全な方法です!
痛車の依頼相場を作成方法別に紹介
痛車作成 | 印刷費用の相場 | 施工費用の相場 |
---|---|---|
フルラッピング | 200,000〜300,000円 | 約200,000円 |
カッティングシート (ボンネットサイズ) | 20,000円〜 約1mでおよそ10,000円 | 25,000円〜 |
単色との比較 | 施工費用 |
---|---|
フルラッピング | 500,000〜1,000,000円 |
ボンネットラッピング | 40,000〜60,000円 |
ルーフラッピング | 50,000〜80,000円 |
比較用に単色でのラッピングシート専門店の費用も見てみたところ、カーラッピングの相場はわりと高額になるようですね。
痛車の専門店へ作成を依頼する場合の相場
痛車作成を業者へ依頼したときの相場は、フルラッピングで約400,000〜500,000円(デザイン料+印刷代+施工費)、ボンネットなど部分的なカッティングシートは、1パーツにつき40,000〜50,000円辺りが相場になりそうです。
上記の相場はコンパクトカーサイズの費用で、軽自動車なら少し安く、セダンやミニバンなどは高く、ボディサイズによって費用は変動してきます。
業者へ依頼するメリットは、仕上がりのクオリティが高いことや、デザインの使用許可など法律的な部分もカバーしてくれる安心感が大きくあります。
DIYで痛車を作成する場合の相場
DIYで痛車を作成する場合の相場は、フルラッピングで約150,000円〜、部分的なカッティングシートで約20,000円〜ぐらい費用をみておくといいでしょう。
上記の金額は、専門店へデザインと印刷を依頼して、DIYで施工する場合の費用の平均です。
他にもココナラやSKIMAなどでデザインを発注し、印刷を自分でやることでさらに費用を抑えることもできます。
痛車は中古車として売却できる?
痛車は中古車として売却することが可能です。
しかし、デザインやキャラクターが特定の趣味に特化しているため、買い手が限られることから、一般的な車両と比べて売却が難しいのが事実です。
また、キャラクターデザインが施された車は著作権の問題も絡んでくるため、買取業者は引き取った車両をノーマルへ戻すための費用分が買取相場から減額されてしまったり、個人売買でもトラブルのリスクが高まります。
売却を考える際にはラッピングを剥がして元の状態に戻すか、痛車王などの専門店への売却するといった方法があります。
痛車の売却相場は?
痛車を中古車として売却する場合、その相場は大幅に下がることが多く、通常の同型車と比べて50%〜70%程度まで下がることが一般的です。
痛車の外装カスタムは多くの中古車業者にとって売りにくい要素となり、査定額が大幅に減少するか、最悪の場合、0円査定になる可能性もあります。
ステッカーを剥がしたらどうか?
ラッピングやカッティングシートを剥がして、ノーマルへ戻せば買取の相場が上がる可能性はあります。
しかし、車両の状態によってはラッピングを剥がした際に塗装も剥がれてしまったり、部分的にカッティングシートを貼っていた場合に塗装の劣化具合に差が出てマダラ模様になってしまい、買取価格が下がってしまうなどのリスクもあります。
新車ベースの痛車+フルラッピングといったパターンなら、ボディが保護されて買取価格が逆に上がるパターンもあるかもしれません。
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